今月のMovie

(2004年 4月号)

ここでは、映画だけでなく、「動く映像」で気になったものを紹介します。




【CM】  ハウス フルーチェ  モーニング編

先月に引き続き、フルーチェ。
今度はモーニング編。お目覚めの朝食には、イチゴのフルーチェ。
またまた「フルーチェメイツ」のかわいいマスコットが、登場。
みんなで仲良く「いただきます!」が、かわいい!


【CM】  コカ・コーラ  飲料水 「TADAS」

『会社の会議室で、二人の若い営業マンが、新発売の飲料水のプレゼンテーション。
一人は大きなウサギの着ぐるみなんて着ちゃって、なかなか激しい踊り。
やっと終わって、「と、こういう企画です。」
そこへ、専務が時間に遅れてやってきた。
「それじゃあ、はじめから(^^)」 「トホッ。」』

と、こんなシチュエーションなのですが、これが異常にお父さんにうけている。
サラリーマンだったら、わかるというか、身につまされる思いがするっていうか・・なんだそうです。


【TV】 金曜エンタテイメント「10周年特別企画・大奥スペシャル〜幕末の女たち〜」
     菅野美穂  浅野ゆう子  北村一輝
ペリー来航で揺れる幕末に、薩摩藩から13代将軍家定に嫁いだ篤子は、大奥総取締の瀧山と何かと衝突する。篤子のまわりでは、家定を亡き者にするため、藩命を受けた女たちが動く。
篤子自身も、家定に毒を盛ることを命じられ、次第に追い詰められていくが・・・。』

連続ドラマ「大奥」は、たしか最終回で江戸城を明け渡して、篤子と瀧山が去っていくシーンしか見ていなかった。
「大奥」というと、どうしても昔の昼ドラの「上様のおな〜り〜。」みたいなイメージが強くて、全然見てなかったんだけど、この特別企画の筋立てはなかなか良かったんじゃないかと思う。
特に、家定役は、せりふがしみじみとして、心に染み入るようだった。
自分の生れてきた宿命にあらがいたくてもあらがうこともできず、やっと心許せる友にも死なれ、それでも上に立つものとして、生きていかなければならない哀しさのようなものが、じわっときた。

「たそがれ清兵衛」の時もそうだったけど、時代劇も変わっていくのかなと思う。
派手な立ち回りとか演出じゃなくて、ちゃんと時代考証した事実に近い背景の中で、
さりげなくふつうにせりふが入る、というのが、観ている方にとっても、自然に入っていけるような気がする。